まりん まりん
コスメ業界のマーケティングについて part2

引き続き、次はPriceの説明をさせていただきます。

このあたりからだんだん4Pの各段階のみでのマーケティング戦略、というのが難しくなってきます。

つまり4Pをすべて並行して思考する必要がでてきます。


目次

1.Product

2.Price

→今回はここ

3.Promotion

4.Place


Price(価格設定)

Product、つまり商品企画と合わせて設計されるのが価格です。


Priceの設定に関しても企業によってまちまちではありますが、

商品開発にかかる原価から逆算して考えられる場合が多いです。

よほど研究開発に力を入れている企業では別かもしれませんが、

正直なところ、コスメの商品は

「あまり成分的な差がない」のが本音の部分です。

つまり企業によってかかる原価にあまり差がないので、販売チャネル(Place)と合わせて

大きく下記の2軸で考えているパターンが多い気がしています。


【薄利多売型】

<価格>

・価格自体は低めに設定。この際市場としてどの競合相手と戦うかによって「高い」「低い」が決まる

・数を多く生産し、仕入原価をなるべく下げる。

<販売チャネル>

・ドラッグストア、バラエティショップ(LOFT,東急ハンズ等)など手の届きやすいチャネルでの販売


厚利少売型

<価格>

・価格自体は高めに設定。同じく市場としてどの競合相手と戦うかによって「高い」「低い」が決まる

・原価率は薄利多売型よりも小さくなるが、商品価値を価格に合わせるため、ブランディング・研究開発投資が必要

<販売チャネル>

・百貨店など、高級商材が並ぶチャネルで販売。美容部員を雇う場合はその分人件費も必要となってくる


見ていただければわかるかと思いますが、

価格に合わせて(商品の機能だけでない)商品価値をどの面で上げるか、にフォーカスして価格は設定していたりします。


といった形でお金の流れを見るだけで各ブランドのポジションによってマーケティング思考のベクトル・仕事内容がかなり変わってくるかと思います。